こんばんは、かんめもです。
きくらげは8~11月が旬のきのこです。中華料理に入っている黒いきのこのイメージが強いですが、生きくらげってご存じですか?干しきくらげと食感が違って美味しいですよ!
きくらげってどんな野菜?
きくらげは日本や中国、東南アジアで栽培されているきのこの一種で、表面が褐色~黒褐色で全体がゼラチン状なのが特徴です。春から秋にかけて自生していますが、販売されているきくらげの多くは栽培されたものになります。
きくらげという名前は、漢字の由来が中国で形が人の耳に似ていて木から生えているので「木耳」、読み形の由来はクラゲのような食感で木に生えるので「きくらげ」だと言われています。
きくらげの種類
きくらげには黒キクラゲ、アラゲキクラゲなど何種類かあります。
白キクラゲって色違いのキクラゲなの?
シロキクラゲは黒いキクラゲとは別の種類で、栄養成分も違ってきます。中国では銀耳(インアル)と呼ばれ、昔から不老長寿の薬として珍重されてきた高級食材の一種です。
きくらげの栄養
きくらげは低カロリーで食物繊維やビタミンDなどが豊富なので、ダイエットにもお勧めです。同じきくらげでも種類によって含まれる栄養素の量も少し違っていますよ。
(100g/茹) | カロリー | 食物繊維 | カリウム | カルシウム |
きくらげ | 14kcal | 5.2g | 37mg | 25mg |
あらげきくらげ | 38kcal | 16.3g | 75mg | 35mg |
しろきくらげ | 15kcal | 6.4g | 79mg | 27mg |
椎茸 | 22kcal | 4.4g | 200mg | 1mg |
ビタミンD
ビタミンDは脂溶性のビタミンで、腸管内でのカルシウム吸収や免疫にも関わっています。
食物繊維
きくらげには水に溶けない不溶性食物繊維が多く含まれています。便の量が増えて大腸が刺激されるので、便秘予防にキノコを取り入れるのがお勧めです。カロリーも低く満腹感を得やすいので料理の量増しにも便利ですね。
生きくらげの選び方と保存方法
生きくらげを買う時は、艶があって肉厚なものを選びましょう。ほぼ無味無臭なので、使う時には匂いを嗅いで腐っていないか確認してください。見た目があまり変わらないので注意が必要です。
保存する時は乾燥しないように袋に入れて必ず冷蔵庫で保存しましょう。1週間程度持ちますが、それ以上保存したい時は下茹でして冷凍保存がお勧めです。
きくらげのお勧めレシピ
干しきくらげは水で戻してから切って使いますが、生きくらげは加熱して使う場合は下茹でせずに切って使えますよ。サラダや酢の物など加熱しない料理の場合は、軽く水洗いして石づきを切ってから沸騰した湯で30秒程度下茹でして使いましょう。
炒め物やスープだけでなく、酢の物やサラダで食べるのがお勧めです!
《豆腐のキクラゲ明太マヨのせ》1人分
〇材料〇
・生きくらげ×30g
・めんたいこ(又はたらこ)×5g
・マヨネーズ×5g
・絹豆腐×1/6丁(50g)
- 生きくらげは沸騰した湯で30秒下茹でして、細切りにする。
- 下茹でした生きくらげとめんたいこ、マヨネーズを混ぜる。
- 器にのせた絹豆腐にのせて完成です。
〇1人分の栄養成分〇
71.7kcal、タンパク質3.95g、食物繊維2.01g、カルシウム46.55mg、塩分相当量0.38g
ではまた!
『オールフォト食材図鑑』荒川信彦・唯是康彦/社団法人 全国調理師養成施設協会
『食品学ー食品成分と機能性ー』久保田紀久枝・森光康次郎/東京化学同人
『日本食品標準成分表2020年版(8訂)』