旬の食べ物・行事

【旬の食材・春】菜の花

こんばんは、かんめもです。

2月~3月が旬の菜の花ですが、春の食材として料亭などで需要があるので実は12月ごろから市場にでまわっています。独特のえぐみがありますが、栄養たっぷりなのでお勧めの食材です!

菜の花ってどんな野菜?

菜の花は特定の野菜を指すのではなく、アブラナ科アブラナ属の葉菜で花茎を利用するものの総称です。食用の菜の花は、在来種(和種)と洋種に分けられます。

かんめも
かんめも
中国野菜のサイシン、コウタイサイも菜の花の一種です。

菜の花の栄養

菜の花は水分が約88%、炭水化物5.8%、タンパク質が4.4%含まれています。ビタミンや無機質も豊富に含まれていて栄養たっぷりな緑黄色野菜です。

ビタミンE

ビタミンEは脂溶性ビタミンのひとつで、抗酸化作用があります。

ビタミンK

ビタミンKは出血した時に血液を固める因子を活性化させる作用や、骨のタンパク質を活性化させて骨の形成を促す作用があります。

β‐カロテン

βーカロテンは体内でビタミンAに変わるプロビタミンの一種で、熱に強く脂溶性で抗酸化作用が高い成分です。髪の毛の状態、視力、粘膜や皮膚の健康にも関係しているので、美肌&風邪予防のためにも大切な栄養素です。

葉酸

葉酸はビタミンB12と一緒に体内で赤血球を作っています。また、細胞分裂にも関わっているので、胎児の発育にも大切な栄養素です。

カリウム

カリウムは細胞の浸透圧のバランスをとっていて、体の中の過剰なナトリウムの排出を促す作用があるので、むくみや高血圧の予防に効果的です!

また、神経刺激の伝達や筋肉の働きにも関わっています。

菜の花の選び方と保存方法

菜の花を選ぶときは、切り口がきれいでなるべく花が咲いていないものを選びましょう。

保存する時は湿らせた新聞紙やキッチンペーパーで包み、ビニール袋に入れて冷蔵庫の野菜室で立てておくと長持ちしますよ。

かんめも
かんめも
花が咲くと苦味がでるので、買ったらなるべく早く食べるのがおすすめです!

菜の花のお勧めレシピ

菜の花は茹でると苦味が和らいで食べやすくなるので、塩茹でしてきれいな色仕上げましょう。漬物や汁物、和え物、天ぷらなど使えるので旬のうちに色々試してみるのがお勧めです。

かんめも
かんめも
天ぷらにする時は茹でずに生のまま使いましょう

《菜の花と卵の炒め物》4人分(副菜)

〇材料〇

・菜の花×1袋(約150g)

・ごま油×大匙1

・サクラエビ×5g

・塩×小匙1/3、胡椒×少々

・マヨネーズ×大匙1

・卵×2個

  1. 菜の花は洗って水気をとり、3cm幅位に切る。
  2. フライパンにごま油を熱してサクラエビを軽く炒め、菜の花の茎を入れて柔らかくなるまで炒める。
  3. 残りの葉とつぼみを入れてさっと炒め、塩胡椒で味をつけてからボールに一度移す。
  4. 空にしたフライパンにマヨネーズを入れて熱し、マヨネーズが溶けたら卵を溶いて入れて炒める。
  5. 卵に火が通ったら、③でボールに移した菜の花を加えてさっと混ぜる。

苦味が苦手な場合は下茹でをするのがお勧めです。

〇一人分の栄養成分〇

102kcal、タンパク質5.6g、脂質8.4g、食物繊維1.6g、カルシウム96.8mg、カリウム194.2mg、塩分相当量0.6g

ではまた!

『オールフォト食材図鑑』荒川信彦・唯是康彦/社団法人 全国調理師養成施設協会

『食品学ー食品成分と機能性ー』久保田紀久枝・森光康次郎/東京化学同人

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