こんばんは、かんめもです。
節分=2月3日のイメージはありませんか?実は節分は元旦などと違って、古くから使われている二十四節気という暦によって決まるので、今年の節分は124年ぶりに2月2日になりました。
節分ってどんな行事?
節分は各季節の始まりの日(立春・立夏・立秋・立冬)の前日の事なので、実は1年に4回節分はあります。しかし、旧暦では立春から新しい年が始まっていたため、その前日の節分=大晦日で他の節分より重要視されて節分と言えば立春の前日をさすようになりました。
季節が変わる時、年が変わる時は邪気が入りやすいと考えられており、その邪気を払うために節分に豆まきが行われるようになったのです。
豆まき
鬼は災害や病気、飢餓など恐ろしい出来事は鬼の仕業だと考えられてきました。
大豆(豆)は語呂合わせとして「まめ=魔目」、鬼の目に豆を投げつけて「魔滅=魔を滅する」という解釈があります(※他の解釈もあり)。また、生の豆を使うと拾い忘れた時に芽が出て良くないことが起こるといわれていることと、炒った豆を使うことで「魔目を射る」とかけているので、必ず炒り豆を使いましょう!
豆まきが終わったら1年の厄除けを願って豆を食べる習慣がありますが、喉に詰まりやすいので誤嚥に注意して無理はしないようにしましょう。
節分の豆やピーナッツは喉や気管に詰まらせて窒息や誤嚥するリスクがあるので、5歳以下の子供には食べさせないようにしましょう。
(消費者庁から毎年注意喚起が出ています)
節分に食べる縁起の良い食べ物
大豆以外にも食べると縁起の良い食べ物が色々あります。皆さんの家では何を食べる習慣がありますか?
鰯(イワシ)
イワシの匂いを鬼が嫌がるので、節分にはイワシを焼いて匂いを強めて頭をヒイラギの枝に刺して(柊鰯)鬼の侵入を防ぐ風習があります。イワシの身を食べることで独特な匂いで体の邪気を払ってくれます。
恵方巻(えほうまき)
恵方巻にも色々な説があり、江戸時代の終わりごろに関西で商売繁盛や厄除けの願いをこめて節分に食べたことが始まりだともいわれています。恵方(えほう)はその年で最も縁起の良い方角で、しゃべると運が逃げてしまうので黙って食べる、丸ごと食べることで人や物との縁を切らないという意味があります。
具を7種類にすることで七福神を表していて、福を巻き込んで無病息災や商売繁盛の願いを込めています。太くて長い見た目は倒した鬼が逃げていくときに落とした金棒に例えているといわれています。
蒟蒻(こんにゃく)
こんにゃくは主に四国の方で節分に食べられています。食物繊維が豊富で「胃のほうき」と呼ばれているので、節分に食べて体内をきれいにしていたという説があります。
蕎麦(ソバ)
大晦日に年越しそばは食べましたか?旧暦では節分が大晦日だったので、今でも節分に年越しそばを食べる風習が残っているところもあります。
けんちん汁
関東地方の地域には節分にけんちん汁を食べる地域があります。けんちん汁の始まりには諸説ありますが、鎌倉にある建長寺の修行僧が作る建長寺汁(けんちょうじじる)が始まりだといわれています。
節分まとめ
住んでいる場所や家によって色々な風習があって面白いですね。恵方巻を食べる予定のある人は今年は2日なので気を付けましょう!
ではまた!
消費者庁:『食品による子どもの窒息・誤嚥事故に注意!-気管支炎や肺炎を起こすおそれも、硬い豆やナッツ類等は5歳以下の子どもにはたべさせないでー』