こんばんは、かんめもです。
りんごの美味しい季節になってきましたね。一年中売っていますが、旬の時期は種類が豊富なので食べ比べてみるのも楽しいですよ。
りんごってどこから伝わったの?
りんごの歴史は古く、なんと約8000年前から作られているそうです。日本では明治時代から作られるようになり、盛んに品種改良されて色々なりんごができています。世界で最も作られている「ふじりんご」も日本で生まれたりんごです。
りんごの種類
りんごは品種改良された結果、数千種類も存在しています。日本では100種類前後が作られていますが、その半数は「ふじりんご」となっています。
ふじ
「国光」と「デリシャス」を交配してできたりんごで1962年に品種登録されました。甘味と酸味のバランスが良く、蜜が入りやすいのが特徴です。
紅玉(こうぎょく)
アメリカ原産の小ぶりなりんごで、香りと酸味が強く果肉が緻密で煮崩れしにくいのが特徴です。アップルパイやタルトタタンなどのお菓子を作るのにぴったりです。
世界一(せかいいち)
「デリシャス」と「ゴールデンデリシャス」を交配してできた品種で、1930年に生まれた時に「世界一大きなリンゴ」と宣伝されたのが名前の由来になったそうです。味のバランスは良いがふじなどど比べると薄めのりんごで、1個が平均500g前後(大きいと1㎏超)の大玉なのが特徴です。
りんごの栄養
りんごの80%以上は水分で、次に多いのが炭水化物(ほぼ糖分)となっています。
有機酸~リンゴ酸やクエン酸~
有機酸は胃腸の働きの改善、疲労回復にも効果があります。
ペクチン~水溶性食物繊維~
食物繊維には整腸作用やコレステロールの吸収を抑制する効果があります。皮に多く含まれているので、気にならない方はよく洗って皮ごと食べるのがお勧めです。
ポリフェノール
ポリフェノールにはコレステロールの吸収抑制や抗酸化作用があります。
りんごを切ってしばらくすると茶色くなるのは、果肉に含まれているポリフェノールが酸化するのが原因です。薄い食塩水やレモン水にさっとくぐらせると変色を防ぐことができますよ。
りんごの選び方と保存方法
りんごを買うときは全体的に色づいて表面に艶があるものを選びましょう。表面がべたついているりんごもありますが、りんごから分泌されたワックス成分なので気にしないで大丈夫ですよ。
保存する時はラップに包んで野菜室で保存しましょう。さらに長持ちさせたい時は、新聞紙などに包んでからビニール袋にいれるのがお勧めです。
ではまた!
『オールフォト食材図鑑』荒川信彦・唯是康彦/社団法人 全国調理師養成施設協会
『食品学ー食品成分と機能性ー』久保田紀久枝・森光康次郎/東京化学同人