こんばんは、かんめもです。
ブドウは6~9月が旬の果物です。品種がたくさんあるので、何を食べたらいいのか迷っちゃいますよね。
ブドウってどんな果物?
ブドウは西アジア原産のヨーロッパ種と北アメリカ原産のアメリカ種、掛け合わせた雑種に大別されます。紀元前3000年頃には栽培されていたと言われていますが、日本には720年頃に行基菩薩によって中国より伝わってきた説があります。
ブドウの名前の由来は、ギリシャ語で「botrusボトルス」→中国に伝わって「葡萄」と呼ばれる→日本でもそのまま漢字が使われてブドウと呼ばれるようになりました。
ブドウにはどんな種類はあるの?
ブドウは世界中に5000種類以上の品種があるといわれています。日本ではヨーロッパ種の一種の「甲州」が最古の品種で、800年以上前から作られています。
巨峰(きょほう)
巨峰は日本で最も多く生産されているブドウです。日本で作られた品種で、正式には「石原センテニアル」といいます。
シャインマスカット
シャインマスカットは2006年に品種登録されたブドウです。皮が薄いため丸ごと食べられ、マスカットの良い香りと糖度が高いのが特徴です。
種なしブドウは自然にできるの?
ブドウは普通4つの種がありますが、ジベレリン処理をすることで種なしブドウができます。ジベレリンは植物ホルモンの一種で、種なしにするため&実を大きくするための2回つけないと種なしブドウはできないので、手間暇かかっています。
ブドウの栄養
ブドウの主成分は糖質で約14%、他には酒石酸やリンゴ酸、渋味のタンニンなどが含まれています。
有機酸~リンゴ酸やクエン酸~
有機酸は胃腸の働きの改善、疲労回復にも効果があります。
ポリフェノール
ポリフェノールにはコレステロールの吸収抑制や抗酸化作用があります。特に皮や種の部分に多く含まれているので、皮ごと食べられるブドウは苦手でなければ皮ごと食べるのがお勧めです。
ブドウの選び方と保存方法
ブドウを選ぶ時は、色が濃くて艶があり表面にブルーム(白い粉のようなもの)がついているものを選びましょう。枝の色も茶色ではなく緑色の方が新鮮です。
保存する時は洗うと鮮度が落ちやすくなるので、そのままか粒ごとになるように枝を数ミリ残してカットして野菜室で保存しましょう。冷凍するのもシャーベットの様になるのでお勧めです!
ブドウのお勧め調理法
生で食べたり、フルーツサンドやタルトにしても美味しいブドウですが、時間が経って軟らかくなってしまった時はジャムにするのがお勧めです!
《ブドウジャム》
〇材料〇
・ブドウ×1房分
・お好みの砂糖×ブドウの重量30%の重さ
・レモン汁×大匙1
- ブドウは縦半分に切り、種を取る。
- 鍋にブドウと砂糖を入れて、30分程度待つ。
- レモン汁を加えて弱火にかけ、アクを取りながらとろみがつくまで煮る。
- 煮沸消毒した瓶に入れて冷めたら完成です。
ではまた!
『オールフォト食材図鑑』荒川信彦・唯是康彦/社団法人 全国調理師養成施設協会
『食品学ー食品成分と機能性ー』久保田紀久枝・森光康次郎/東京化学同人