旬の食べ物・行事

【旬の食材・春】おかひじきってひじきの仲間?

こんばんは、かんめもです。

おかひじきって食べたことはありますか?旬は4~6月ですが、ハウス栽培のものが1年中出回っています。

食感がシャキシャキしていて面白いので、ちょっと普段と違う野菜が食べたい時はにお勧めです。

おかひじきってどんな食材?

おかひじきは海辺の砂地等に自生している一年草の野菜で、這うように生えて成長すると直立するのが特徴です。山形県置賜地方(おきたまちほう)の伝統野菜で、江戸時代初期ごろから栽培が始まったそうです。

おかひじき(陸鹿尾菜)という名前の由来は、見た目が海藻のひじきに似ているところから陸に生えているひじき→おかひじきになったといわれています。

かんめも
かんめも
他にも海藻のミル(海松)に似ていることから、ミルナ(水松菜)やオカミルという別名があります

おかひじきの栄養

おかひじきは、英名ではsalt wort(塩の植物)と呼ばれていて、ナトリウムなどのミネラルが他の野菜に比べて多いのが特徴です。

カリウム

カリウムは体の中の過剰なナトリウム排出するので、むくみや高血圧の予防に効果的です。また、内臓や筋肉の働きをよくするので、疲労感の解消にも効果的です。

β‐カロテン

β‐カロテンは体内でビタミンAに変わるプロビタミンの一種で、熱に強く脂溶性で抗酸化作用が高い成分です。また、皮膚や粘膜、髪の毛の健康維持、視力にも関わる働きをしています。

カルシウム

カルシウムは人の身体の中では99%が骨と歯、残りの1%が筋肉や血漿の中に存在しています。血液の凝固や、免疫機能の維持などにも関わっているので不足しないように注意が必要です。

おかひじきの選び方と保存方法

おかひじきを買う時は、鮮やかな緑色で茎が細めのものを選びましょう

保存する時は、冷蔵庫で保存してください。すぐに食べられない時は下茹でして、冷凍保存すると長持ちします。

おかひじきのお勧めレシピ

おかひじきはアクがあるので、鍋にたっぷりの湯を沸かして塩を入れて下茹でしたから使いましょう。茹ですぎると食感が悪くなるので、1分程度茹でたら氷水にさらして粗熱をとるのがお勧めです。

和え物や澄まし汁に入れたりするだけでなく、天ぷらにするのも美味しいですよ!

かんめも
かんめも
天ぷらにする時は茹でずに、さっと洗って水気を切るだけで大丈夫です!

《おかひじきのカニマヨ和え》2人分

〇材料〇

・おかひじき×80g

・かにかま×40g

・マヨネーズ×10g

・濃い口醤油×2g

  1. おかひじきは下茹でして氷水にさらし、5cm程度の長さに切る。
  2. かにかまは細く裂く。
  3. ボールにかにかま、マヨネーズ、醤油を加えてよく混ぜる。
  4. 食べる直前におかひじきを入れて混ぜたら完成。

〇1人分の栄養成分〇

58kcal、タンパク質3.13g、脂質3.98g、Na285.9mg、K291.75mg、Ca84.69mg、塩分相当量0.72g

ではまた!

『オールフォト食材図鑑』荒川信彦・唯是康彦/社団法人 全国調理師養成施設協会

『食品学ー食品成分と機能性ー』久保田紀久枝・森光康次郎/東京化学同人

『日本食品標準成分表2020年版(8訂)』

 

 

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