こんばんは、かんめもです。
椎茸は1年中売っていますが、本当は3月~5月の春と9月~11月の秋が旬のきのこです。
椎茸ってどんなきのこ?
椎茸の原産地は日本や中国等、アジアだといわれています。
椎(シイ)や楢(ナラ)等の枯れ木に、春と秋の年2回自生してきますが、販売されている椎茸の殆どが人工栽培されているものです。
椎茸には種類があるの?
干し椎茸はその品質によって、冬菇(どんこ)、香菇(こうこ)、香信(こうしん)に分けられています。
冬菇(どんこ)
冬菇は、かさの開きが6分程度で肉厚の干し椎茸です。特に肉厚でかさの表面に白くきれいな亀裂が入ったものは、「花冬菇(はなどんこ)」と呼ばれていて最高級品として売られています。
香菇(こうこ)
香菇は、冬菇と香信の中間の大きさの干し椎茸です。
香信(こうしん)
香信は、かさが全開に開いて厚みもほとんど無い干し椎茸です。
椎茸の栄養
生椎茸の約90%は水分で、タンパク質が約3%、炭水化物が約4%含まれています。
エルゴステロール
エルゴステロールはプロビタミンD₂で、日光(紫外線)が当たることによってビタミンD₂に変わります。
ビタミンDには腸管でのカルシウムの吸収を促進する効果があるので、欠乏するとくる病(子ども)や骨軟化症(成人)になる可能性があります。
グルタミン酸~うまみ成分~
グルタミン酸はアミノ酸の一種で、日本で最初に発見された旨味成分です。
エリタデニン
エリタデニンは、血中コレステロール値をさげる効果があります。
レンチオニン
レンチオニンは干し椎茸の香気成分です。また、血小板の凝集を抑制する作用があるので、血液サラサラ効果が期待できます。
椎茸の選び方と保存方法
生椎茸を選ぶ時は、かさが大きく肉厚なものを選びましょう。
保存する時は、湿気があると傷みやすいのでキッチンペーパーに包んでから袋に入れて、冷蔵庫で保存しましょう。数日で使い切れない場合は、使いやすい大きさにカットして冷凍するのがお勧めです!
椎茸のお勧めレシピ
椎茸は水で洗うと風味が落ちるので、ふきんで汚れを落として使いましょう。
〇材料〇
・生椎茸×60g
・ミニトマト×80g
・卵×1個
・マヨネーズ×5g
・食塩×1g
・醤油×3g
- 椎茸は軸を取って、角切りにする。
- ミニトマトのヘタを取って、半分に切る。
- フライパンにマヨネーズを加えて加熱し、椎茸を炒める。
- 椎茸に火が通ったら、ミニトマトをさっと炒めて卵を加える。
- 卵に火が通ったら完成です!
〇1人前の栄養成分〇
153cal、タンパク質10.36g、脂質9.42g、鉄分9.42mg、塩分相当量1.57g
ではまた!
『オールフォト食材図鑑』荒川信彦・唯是康彦/社団法人 全国調理師養成施設協会
『食品学ー食品成分と機能性ー』久保田紀久枝・森光康次郎/東京化学同人
『日本食品標準成分表2020年版(8訂)』