こんばんは、かんめもです。
一年中出回っている春菊ですが、旬の11~2月は葉や茎が柔らかくて食べやすいですよ。今回は春菊の種類や栄養についてご紹介します。
春菊ってどんな野菜?
春菊は地中海沿岸が原産の野菜で、インド→東南アジア→中国から日本に伝わってきました。特有の香りが魅力的ですが、食用としているのは日本や中国くらいで、ヨーロッパでは観賞用として栽培されているそうです。
春菊(しゅんぎく)という名前は、春に花が咲いて葉の形も菊に似ていることからついた名前です。関西では菊菜とも呼ばれています。
春菊にはどんな種類があるの?
春菊は葉の大きさ(切れ込みの多さ)で大葉、中葉、小葉に分類されています。
日本で最も多く栽培されているのは中葉春菊なので、スーパーでよく見るのは何も書いていなければほぼ中葉ですよ。
春菊の栄養
春菊はカルシウム、鉄、マグネシウム、カロテン、ビタミンCなどビタミンやミネラル成分が豊富に含まれています。
βーカロテン~体内でビタミンAに変化する~
βーカロテンは体内でビタミンAに変わるプロビタミンの一種で、熱に強く脂溶性で抗酸化作用が高い成分です。髪の毛の状態、視力、粘膜や皮膚の健康にも関係しているので、美肌&風邪予防のためにも大切な栄養素です。
春菊の選び方と保存方法
春菊を選ぶ時は、濃い緑で艶があって香りが強いものを選びましょう。生で食べたい時は、茎が細いほうが柔らかくて食べやすいですよ。
保存する時は新聞紙で包んで、袋に入れてなるべく葉を上にして冷蔵保存すると日持ちします。
春菊のお勧めレシピ
春菊を下茹でする時は緑色をきれいに出すために塩を入れてゆでましょう。硬さが違うので、根元(茎)を先に茹でてから葉をさっと湯にくぐらせると良いですよ。
《簡略版!春菊の白和え》2人分
〇材料〇
・春菊×100g
・絹豆腐×150g
・めんつゆ×小匙3
・おろししょうが×小匙1/2
- 春菊は3cm幅にざく切り。下茹でをして冷水にとって水気を切る。
- ボールに絹豆腐を入れてよく混ぜる。
- めんつゆ、おろししょうがを加えて混ぜ、春菊を加えてさっと混ぜたら完成。
〇1人分の栄養成分〇
62kcal、タンパク質5.2g、脂質2.4g、食物繊維×1.8g、カルシウム104mg、塩分相当量0.99g
作ってすぐに食べられない時は、初めに豆腐の水切りをしっかりやって下さいね。
ではまた!
『オールフォト食材図鑑』荒川信彦・唯是康彦/社団法人 全国調理師養成施設協会
『食品学ー食品成分と機能性ー』久保田紀久枝・森光康次郎/東京化学同人